弁護士の「余裕」が支えるもの

     余裕のない弁護士という存在は、利用者にとって、一つもいいことがないと思ってきました。弁護士が増えても、そういう存在ばかりが増えるのならば、そのしわ寄せが利用者に回ってくるのも当たり前のこと。社会にとって、有り難い増員ではありません。

     ここでいう余裕とは、もちろん一義的には経済的な余裕ということになりますが、それが支える精神的な余裕、時間的なものが、実は利用者にとって重要です。経済的時間的な余裕のなさは、当然に一つ一つの案件への対応の不安要素になりますし、そもそもある程度の余裕の中で出掛けることができた案件が回避されることにもつながります。有り体にいえば、カネにならない案件は相手にされなくなるかもしれません。

     ただ、それだけではありません。弁護士が弁護士会活動をはじめさまざまな人的な交流を持ったり経験を積むこと、新しい法律を含め日々勉強、研鑽することは、彼ら自身にとってだけでなく、実は利用者にとっても不安要素の解消につながります。この世界に入り、初めから孤立化したり、十分な修養が確保できない、そうした余裕もかつてのようにはない、という新人が増えるのであれば、有り難いことではない。要は、リスクが増える、という話です。

     これまでも弁護士を探していたり、自分の弁護士に首を傾げている多くの市民に接してきましたが、こちらが助言するまでもなく、「余裕がない」という現実を好意的にとらえる利用者は誰もいません。ただ、その一方で、激増政策で現実となっている余裕のない弁護士の増加に対する危機感が、十分に社会のなかで共有されているとは言い難い現実があります。

     その理由をいってしまえば、弁護士という存在が多くの人にとっては縁遠く、そのかかわりにリアリティを持てないから、ということになってしまうように思います。精神的時間的に余裕のないバス運転士の、安全への危さは理解できても、市民が対等に判断できない専門知識とそれを駆使する訓練を受け、法律という強力な「武器」を携行する資格者に余裕を与えないことの危さは、不思議なくらい伝わっていない、といわなければなりません。

     この「改革」についていえば、余裕がない弁護士がここまで増えることは、事後救済社会の到来で需要が沢山生まれ、「増やさざるを得ない」という論調を真に受けた弁護士界内推進派の方々にとっては、ある意味「想定外」だったかもしれません。しかし、何度も書いていることですが、界外の推進派からすれば必ずしもそうではありません。弁護士を増やし、競争・淘汰の状態を生むことが良質化や低額化という利用者メリットにつながるという「改革」の描き方からすれば、「余裕がない」という状態こそ、弁護士を追い詰める淘汰の過程だからです。つまり、彼らにとって、この状態は利用者にとって必ずや有り難い話につながる、「想定内」のことなのです。

     この期待感を煽る「改革」の捉え方が、利用者にとっては肩透かしとなる現実はこれまでも書いてきました。(「弁護士『薄利多売』化の無理と危険」 「『増員路線』継続のための需要探し」)。いまでもこういうことを書けば、増員による淘汰の効用論を振りかざしての反論にあうことがあります。しかし、前記当たり前の「余裕のなさ」のリスク感が、この「改革」の期待感をいう「効用論」の前に、消されるのであれば、それもまた弁護士との距離感が、前記したような弁護士の危険な特殊性を勘案しない「一般化」に社会の受けとめ方を引きずることを許しているともいえそうです。

     「弁護士だって他のサービス業と同じ」「他の業種はやっていることじゃないか」「弁護士だけ甘やかすのか」などなど。こうした論調が、実は現実的な利用者のリスクへの目線を遠ざけ、その判断停止の上に繰り出されているようにみえるのです。

     「自分らしいスタイルで依頼者からも支持される『弁護士になってよかった』をあなたに」。弁護士の事務所報などの印刷物を多く手掛けてきた、ある会社がこんなタイトルのブログを開設しています。弁護士の現状をよく理解して、さまざまな提案とともに、業務を全面的にバックアップするという姿勢を打ち出している点では、数少ない印刷会社のように思います。そのブログに昨年、「自分らしい弁護士スタイル確立に役立つ概念」というテーマのもとに新人弁護士に対しての提案を掲載したエントリーがありました(「新人弁護士さんに。その1。仕事の獲得のための回り道のようでじつは確実な近道」 同「その2」) 。

     詳しくはお読み頂ければと思いますが、「弁護士会の委員会や弁護士団体や弁護団に入って交流する先輩や仲間を増やすこと」が、弁護士として専門性を高めたり、相談できる先輩や仲間を増やし、孤立化しないことにつながる、弁護士以外が参加するセミナーや勉強会への参加で人脈ができ、安心できる見込み客ができたり、依頼者心理が分かるようになるメリットもあるといったことが書かれています。

     ただ、あえていえば、これまでの多くの弁護士にとって、これらは目新しい提案ではないはずです。人脈づくりに、これまでのすべての弁護士が積極的だったとは思いませんが、これらはとっくの昔から多くの弁護士が実践し、また、新人にサゼッションもしてきた、という見方もあると思います。

     むしろ、これを見て気になるのは、今の新人弁護士は、この提案を正面から受けとめられるのだろうか、受けとめる意義は分かっても受けとめられない現実がないのだろうか、ということです。弁護士会へのかかわりを、そうした有用性のなかで肯定的にとらえる反応は、果たして返ってくるのでしょうか。エントリータイトルにあるような、「回り道のようでじつは確実な近道」を、もはや選べない状況に、どんどん置かれてきたのではないでしょうか。

     「回り道」をさせるような余裕を確保することもまた、彼ら弁護士にとってだけではなく、結局、利用者にとっての最低限のニーズであるはずの安全を支えるという視点を、この「改革」に対して社会はもっと持つべきだと思います。


    地方に弁護士の経済的ニーズについてご意見をお寄せ下さい。司法ウオッチ「司法ご意見板」http://shihouwatch.com/archives/4798

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    テーマ : 弁護士の仕事
    ジャンル : 就職・お仕事





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    No title

    >完全雇用が実現できるほどの採用人数にはほど遠いくせに司法試験合格者を増やせ

    現にいる学生のことを考えれば、司法試験の段階で「この業界の実態がわかっていたんだから自己責任、合格人数も業界を考えて減らすからよろしく」と門戸を閉められるよりは、とりあえず「合格者数は変えないでくれ、弁護士になるかどうかは合格してからちゃんと考えるから」という気持ちじゃないだろうか。だいさんの案は少なくとも他の案より人の心を動かした(賛同するかどうかは別だった)のは認めなければならない。
    どこから人数を変化させてくかは(そんな話題にすらならなかったが)また別の議論として、学生にすらこれ以上厳しい制度にしても仕方がない(志望者に見捨てられて当然)ような制度にするのは反対だ。
    新規参入者は来るな!と言ったその口で「だが志望者がゼロになるのも困る(そんなことは無いけどねべろべろべー)」という都合のよい話はできないと思うぞ。

    No title

    学生を増やすことで法科大学院3校の延命を画策し、
    リスクを学生とその家族に押しつけて、
    なんとか橋では完全雇用が実現できるほどの採用人数にはほど遠いくせに司法試験合格者を増やせ、
    って、どこまで厚かましいのか

    免許制度にすれば、出題者のレベルに合わせざるをえないので、弁護士のレベルが低下する。法科大学院と同じで、暇なやつしか関われないからね。適正試験的な利権が目的、とみるべきでしょう

    No title

    >あ、もちろん、実力主義で更新試験するんでしょうな。
    >カネで買えるとかじゃなくて

    当たり前やろ!
    あ……ただ……おもらしする人はいるかも知れないな(試験作成者の中に当然実務者はいなければならないから)。
    しかし昨今の下半身関係の騒動を考えると……あながちダイジョーブとはいえないな。
    せや!男性じゃなく……やめた。

    No title

    弁護士から更新制の提案が出てもまず受け入れないだろうね
    一般人から「こんなクソ弁護士がいるぞ!更新制がないせいだ!」って事例を集めて日弁連にでも突きつけたほうが効果ありそう。

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    昨日の日弁連総会で、執行部、少数請求者の決議案とは逆に、法科大学院を存続させろ、合格者をさらに増やせ、という第3案が若手から提案された。いったいどういう連中なのか不可解だったが、提案者(説明者)は、Y屋橋なんたら言う大手の一員。タイムチャージ3万6000円の人物だった(ホームページ参照)。なるほどそうかい。若いのをドンドン雇ってバンバン稼ごう、企業法務、海外進出、イケイケドンドンの事務所だったのね。ま、就職難などどこ吹く風な訳や?
     数百人とって就職難の修習生を救済してやってくれ。そして、大いに稼いで1000兆円の国家債務を負う我が国のために、たっぷり税金を納めてくれ。ああ、有り難や、有り難や。

    No title

    いいですよ、資格更新制でも
    主流派のバカより先に落ちることはないですよ。

    あ、もちろん、実力主義で更新試験するんでしょうな。

    カネで買えるとかじゃなくて

    No title

    四国の弁護士会は高いと比べて不自然に高額な入会金を設定しているが、この高額な入会金それ自体に対して、単位会が日弁連その他からなんのおとがめも受けていない、ということ。

    No title

    あ、やべ、ソース忘れてた
    https://www.bengo4.com/other/1146/1305/n_4403/

    No title

    余裕ってんでちょっと思ったけど
    昨日の臨時総会、弁護士ドットコムニュースでもあげられてるしここの話をブログに書いてる先生もいるけど
    >「合格者を減らさなければ法曹の質が確保できないというが、(旧司法試験のような)一発試験で、合格者の質を確保できるのか。本当に質を確保すべきというのであれば、弁護士も一定期間で資格の適格を改めて審査する『更新制』にすべきではないか。合格者を減らせと言っている弁護士たちに、その覚悟はあるのか」

    更新制がないというところも、弁護士のよゆーだったんじゃないかと思うね。

    まぁ少なくとも50期台前半以上の人は全力で反対すると思うから実現はしないから余裕だけれどね。
    しかし総会でのここの部分は超かっこよかった。

    No title

    大宮ロー卒業したのに面接落ちた。クボリン××。

    No title

    日弁連臨時総会のツイッターがすごい
    起案してる場合じゃねえ!

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    >即独せざるを得なかった 日弁連○ね
    確かにこっちのほうが適してるな。即独よりはブラック事務所に入るほうがマシな状況を批判したかったが、こっちのほうが意図が正しく伝わる。

    それに弁護士業界の理不尽要素を体験するって意味では、ブラック事務所のほうが適している可能性もあるか。

    No title

    >四国の弁護士会は

    話題にしちゃいけないかもしんないけど、四国といえば……お星さまになったあの人だよなぁ……
    高額な入会金だけで一切おとがめなしなら……
    うまくやればうまくできたかもしれないのになぁ……

    No title

    下の投稿で紹介されているブログ、
    弁護士が会社員に転職して細々と生きてます2
    を読みました。
    転職では年齢こそが重要、検索機能が弁護士の仕事を奪った、など。必読です。

    四国の弁護士会は、高額な入会金で新規参入が特に難しいが、一切おとがめ無し。オブザーバーとして女性二名が特別枠で執行部に参加、法テラスが大金を払って東京の講習会に四国の弁護士を招くなど、細かい利益誘導が重ねられ、再投票対策は万全。最近は都会からこぼれた若手が流れて、のき弁として賃料を老弁・中堅に払う。文科省・法科大学院・日弁連・単位会・老弁・中堅に食い物にされ迷走する若者に、読ませてあげたいブログです。

    No title

    >日弁連の「会内民主主義」の実態が北朝鮮並みにひどい

    だいたいよりによって3.11の時に臨時総会をぶちこみ、
    >一方,出席しない会員が(以下略)
    という手段を使うこと自体でお察しだろ。

    またネガキャンしてる……

    弁護士婚活事情 http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20160310-10002420-tokyocal-ent

    >「弁護士がモテなくなってきてる、稼げなくなってるっていうのは大間違いってわけじゃないけど、正確ではないと思う。確かに二極化の傾向はあるよ。でも世間の人が考えているほど弁護士業界は悲惨な状況じゃない。ニュースなんかでは、すごく偏ったスポットライトの当て方がされてると思う。」

    No title

    日弁連の臨時総会って,わざわざ東京まで行って,しかも平日の昼間に5時間くらい釘づけにされるので,出席できる人はごく限られている。
    一方,出席しない会員が議案に対し書面で投票することはできず,できるのは委任状を出すことだけ。反執行部の議案に投票したくても,反執行部派でだれが出席する予定なのか知らない会員は委任状を出すことすらできず,代理人空欄で委任状を出せば勝手に執行部側の票にされてしまう。
    日弁連の「会内民主主義」の実態が北朝鮮並みにひどいというのは,意外と知られていないのだろうか・・・。

    No title

    >ブラック法律事務所に入らざるを得なかった 日弁連◯ね!

    いやこれくらいは……自力で解決してくれないと
    「そんなことも解決できないのに弁護士で労働事件受けんの?」
    としか言えないや。

    即独せざるを得なかった 日弁連○ね

    のほうがまだ

    No title

    ブラック法律事務所に入らざるを得なかった 日弁連◯ね!
    って運動があったら個人的に応援したい。あるのか知らんけど。

    No title

    確かに……
    >「イソ弁落ちた 日弁連〇ね」
    という運動求む

    ツイッターではけっこうイソ弁の募集見かけるから、興味ある人はどんどん挑戦すべきだと思うな。それはそうと

    「弁護士廃業した 日弁連○ね」
    とかそういう運動って起こってないのな……

    No title

    「イソ弁落ちた 日弁連〇ね」
    という運動求む

    私は1人事務所弁(ソクドクでもないしロー弁ですらない)

    No title

    ネットにコメントするより、みんな3月11日の日弁連臨時総会にはちゃんと一票入れてこような!そのほうが生産的ダゾ。
    執行部案が100%可決するとしても、あからさまに大差で可決させるよりは、少しは現執行部の背筋を寒くさせるくらいのことはできるだろ?

    No title

    みんなが貧しくなってるなかで、
    貧しい人達が納めた血税をわざわざた~~っぷり使って、弁護士を困窮させるだけで市民にはなんの意味もない政策が、まかり通っている
    社会もそれを黙認しちゃってるわけだ

    もちろん大半の国民は、マスコミが司法改悪マンセーの中で、そんな実態に気付いて批判の声を上げるなんてのは、まずないだろう

    しかし、だからこそ河野さんのように、たとえネットの片隅でも、この不当な政策への批判の声を上げ続けることに、
    意味があるんじゃないかな

    No title

    保育士や介護職のような弁護士よりもはるかに世話になる可能性の高い人たちの待遇改善もろくに進まないのに、弁護士のそれに社会が立ち上がってくれるわけない。そんなこと客観的に考えれば分かることなのに、いつまでも社会がー社会がーって河野氏はどんだけおめでたいのか。
     
    弁護士だってそうでしょ?保育士の待遇のニュース見ても大変だなくらい思うだろうけど、それ以上の何かをしようとはしないでしょ?自分のことで手一杯だから。ほかの国民だって同じ。弁護士のことなんて気にしてる余裕はないしそれに文句言う権利もないんだよ。

    No title

    当該ブログに書かれているような「回り道」が王道だったのはせいぜい10年前くらいまでの話であり,最近登録したばかりの新人弁護士がこのような「回り道」をしても,大半は仕事を獲得できる前に資金ショートして自主廃業を余儀なくされます。
    逆に言えば,収入を得られない状況でもこのような「回り道」をする経済的余裕のある人(もともとの金持ち)でなければ,弁護士として成功する見込みはないということです。
    司法改革前であれば,そこまでの金持ちでなくても旧司法試験に合格さえすれば,イソ弁として働いて収入を得ながら「回り道」をする余裕を持つことができましたが,現在ではそのような道はほとんど絶たれています。
    だからと言って,すべての法曹有資格者に,かつてのような余裕を与えろという議論をしてもほとんど賛同は得られないでしょうし,現実的にも不可能です。
    日本社会全体が経済的に貧しくなっており,弁護士にかつてのような「経済的余裕を与える余裕」は,今の日本社会にはありません。弁護士の所得水準が低下したのも,半分くらいは司法改革の影響によるものかも知れませんが,残り半分は日本経済全体の不況によるものです。
    バスの運転士にしたところで,労働条件の悪化による危険が認識されても,結局はほとんど改善されず放置されています。改善する余裕がないからです。
    ましてや,弁護士が富裕層出身者ばかりになってしまう直接の弊害は,一般市民には見えにくいものであり,日弁連もみだりに人数を増やしてしまったことへの反省を示さないというのであれば,弁護士が市民から放置されるのはあまりにも当然のことではないかと思います。

    No title

    そういや、弁護士から転職した人のブログ
    一回消しちゃったみたいだけど復活してた
    http://s.webry.info/sp/hoso-boso.at.webry.info/theme/6f1ebb2606/index.html

    No title

    みんな忘れていること。それは
    「弁護士は公務員ではない。ただの零細事業者にすぎない。」
    ということ。
    つまり、経営基盤が脆弱。
    これは、お金のあるなしの問題とは別次元の問題。
    たとえば。
    一年で1000万売り上げる弁護士がいたとする。
    しかし、病で倒れたら0円。
    これが5000万クラスになれば、イソ弁を雇って稼働させられるので、0円にはならない。
    それが「余裕」だと思うのだけどね。
    いくら売上が3000万あろうが4000万あろうが、イソ弁がいない状態での売上など、脆弱も脆弱。

    あと、親が弁護士なら・・・などともいわれるが、親についた客が子供に客がついてくるとは限らない。相性などがあるから。

    弁護士なんてものはそういう商売なんだよ。昔も今も。
    安定なんてのはない。保証もない。

    なのに、もうからなくても公益のためにタダ働きしろ、なんてのは、虫の良いお願いだよ。タダ働きなんてのはこの世にないんだよ。

    第一、弁護士なんて、大きな刑事事件があったら真っ先に世の中から叩かれる対象だろ?その程度にしか思われてないのに、なんで公益活動なんかせにゃならん?

    No title

    >そもそも弁護士が必要になる社会のほうが不健全なのだから。

    そう思うのであれば、大増員政策こそを批判すべきだわな

    No title

    >>「余裕」って一言で言いますけど、どの程度のことを指してるんですか?

    それは

    >「弁護士会の委員会や弁護士団体や弁護団に入って交流する先輩や仲間を増やすこと」
    >弁護士以外が参加するセミナーや勉強会への参加

    ができて(参加費用やら交際費の余裕が必要)
    弁護士が社会的に評価されるレベルの生活ができて車(そういえばどこぞのナントカ(会報)で弁護士がもつべき車(ベンツのなんとかだったかな)特集があったとかなかったとか)を持てて
    書籍や判例データやらツールに新しいのが出たら買える程度の余裕
    ってことだろ。言わせんな。

    そんなことより普通の市民がゆとりのある生活ができれば、紛争だってなんだって少なくなると思うがね。そもそも弁護士が必要になる社会のほうが不健全なのだから。
    ただ、別にお客サイドが弁護士の生活を支えなければならない(そうでないと不正する)ってわけじゃないだろ。弁護士の研修やら何やらの(若手のOJT含む教育義務)っていうのはそれは弁護士自身がやるべき義務なんじゃないのか。
    >「回り道」をさせるような余裕を確保することもまた、彼ら弁護士にとってだけではなく、結局、利用者にとっての最低限のニーズであるはずの安全を支えるという視点を、この「改革」に対して社会はもっと持つべき
    この↑社会は、日弁連であり単位会だと思うが。
    弁護士を飢えさせないのが衆生の義務っていうなら話は別になるが。

    「余裕」って一言で言いますけど、どの程度のことを指してるんですか?

    No title

    >有り体にいえば、カネにならない案件は相手にされなくなるかもしれません

    いや、下のコメントと同じだけど将来予測じゃなくて
    そもそもカネにならない案件は受任してこなかっただろ……。
    今受任しているのは、○テ○○とか○A○案件で(少額ではあるが)確実に金が入ってくる案件で(なおそういった機関を通さなくても十分やっていける事務所はそもそも契約しないが)。
    今までは十分(採算がとれない)事件でも受けてきましたが、経済的に苦しくなったのでできなくなったんですよ(ですから……)的ミスリードには首をかしげざるを得ない。
    (なお、市民感覚としては刑事弁護はまた別になるであろうからその件についてはコメントはしない)

    No title

    >有り体にいえば、カネにならない案件は相手にされなくなるかもしれません

    かも?
    将来予測のつもりで書いてらっしゃるのでしょうか?

    カネにならない案件など相手にしません。
    当たり前じゃないですか。
    サービス業ですよ。

    プロフィール

    河野真樹

    Author:河野真樹
    司法ジャーナリスト。法律家向け専門紙「週刊法律新聞」の記者・編集長として約30年間活動。コラム「飛耳長目」執筆。2010年7月末で独立。司法の真の姿を伝えることを目指すとともに、司法に関する開かれた発言の場を提供する、投稿・言論サイト「司法ウオッチ」主宰。http://www.shihouwatch.com/
    妻・一女一男とともに神奈川県鎌倉市在住。

    旧ブログタイトル「元『法律新聞』編集長の弁護士観察日記」


    河野真樹
    またまたお陰さまで第3弾!「司法改革の失敗と弁護士~弁護士観察日記Part3」
    河野真樹
    お陰さまで第2弾!「破綻する法科大学院と弁護士~弁護士観察日記Part2」
    河野真樹
    「大増員時代の弁護士~弁護士観察日記Part1」

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