「改革」による悪弁護士「駆逐」の現実性

     弁護士の「質」というテーマになると、「改革」路線、とりわけ増員政策を擁護する側が必ず強調するのは、旧司法試験で輩出された弁護士の「悪さ」です。数が少なく、競争にさらされていなかった彼らは、「資格」のうえにあぐらをかき、依頼者のため、市民のためとしながら、相手が素人であることをいいことに、実は自らの利益優先に依頼者を誘導し、不利益をもたらしている(得られるはずの利益をもたらしていない)――。そこでイメージ化されているのは、選ばれた専門家として威張り、掲げている「正義の実現」とは裏腹の、立場を悪用している彼らの姿です。そして、「改革」の増員政策がもたらす競争状態は、そうした弁護士たちを駆逐するのだ、と。

     現に、そうした意味では、以前から同業者もあきれ返るような弁護士が存在してきたのは事実ですし、実際にそうした弁護士に接した依頼者の声も沢山聞いてきました。今、旧司法試験輩出の弁護士を批判し、「改革」を肯定する人のなかには、そうした弁護士との「遭遇」という個人的な体験をもとにしている方々もいるように見えます。

     もとより、依頼者側の誤解や弁護士という仕事への理解不足による批判は別にして、前記したような弁護士がいなくなることも、それこそ「駆逐」されることも、依頼者・市民にとって、望ましいことでないわけがありません。ただ、考えなければならないのは、そうした弁護士を「駆逐」するのに、果たしてこの「改革」は、推進派が強調するほど有効なものかという点です。

     前記悪い弁護士との遭遇パターンで、依頼者・市民が自己防衛できない根本には、いうまでもなく彼らの「質」を完全に見切ることできない「情報の非対称性」の問題があります。つまり、その上に乗っかった弁護士主導の関係です。だとすれば、この問題が解決しない限りは、数が増えて、彼らの生存競争が激化しても、依頼者・市民にとって状況は同じ。専門家の提案と信じさせられ、最後まで不利益に気が付かないことまでもあり得るほどの、「非対称」が存在するこの世界にあっては、競争のなかでも、そういた弁護士側はより巧妙化すればいい。むしろ、この部分がそのままで、競争に「質」の良化を期待するかのごときは、危険な発想というべきだと思います。

     そしてもう一つ、常々このテーマで考えるべきと思えるのは、一体、その「依頼者・市民」として、どういう存在を想定するのかということです。弁護士に対する知識や縁があったり、企業関係者を含め、恒常的にかかわりがある人間たち。さらにはある程度の法律的な知識があるものは、そもそもが前記弁護士主導の関係を崩せる、もしくは厳しいチェックができる可能性がある人々です。いうまでもなく、彼らを基準として、「選択できる」という話では、多くの依頼者・市民はどうにもなりません。弁護士にも司法にも縁もゆかりもなく、降って湧いたような法的トラブルに巻き込まれて、意に反して弁護士とのかかわりをもたねばならなくなったような、およそ一生に一回あるかないかのような関係性の、多くの「素人市民」が守られることが必要です。果てした「改革」は、それを想定しているのでしょうか。

      「弁護士の情報が開示されればよい」「一般市民を馬鹿にするな」という論調も必ず聞かれます。ただ、その具体的な中身をみると、現実問題として、前記したような市民が、「情報の開示」によって、前記関係を崩して「選択」する状況を担保する道筋ができているとは思えません。「情報」についていえば、その中身が、実績や学歴、さらには自己申告前提の得意分野であっても、それが前記市民の助けになるメリットは限られており、提案の最適化や巧妙な別の意図の介入をおよそ発見できることには、まずならないととれます。「セカンド・オピニオン」も、現状、市民側の労力に対して、堂々めぐりのリスクや、結局「最適」に辿りつけない現実は否定できません(「弁護士アクセスの先の落とし穴」)。

     そして、「開示」についていえば、前記客観性の問題もさることながら、個別具体的に対応が異なる弁護士の提案に対する判断に、過去の成功実績などの情報はほとんど無力であるばかりか、そもそも前記のような依頼者・市民に「材料」として伝わる、客観的に有効な評価・開示方法が、どうすれば構築できるのか、全く確立していないといわなければなりません。

     つまり、肝心要の「開示されればよい」の先は不透明で、「馬鹿にするな」という「一般市民」には、結局、何も変わらない、むしろより酷な状況しか回って来ない、という話にみえるのです。

      「『質』の良化は、競争だけに頼っているわけではない」という人もいるかもしれません。つまり、もともと前記したごとき依頼者・市民を食い物にするような人間を、法曹の倫理感として教育するなかでなくし、また排除していく。そのために、法科大学院の教育や弁護士会の指導監督が責任を負うということになるのかもしれません。それも、少しでも現実化するのならば、結構なことだと思います。

     しかし、それをどこまで期待していいのかが分からないまま、結局、弁護士の「レモン市場」化も含めて、増員のデメリットばかりが依頼者・市民には回って来るのではないか(「良質化が生まれない弁護士市場のからくり」)。彼らの一回性の関係のなかで、そのひとつにひとつに取り返しがつかない実害がもたらされるかもしれないと考えれば、本当は何が優先されるべきかは、自ずと見えてくるように思えます。


    あなたは少年事件被疑者の実名報道は許されるべきだとお考えですか。少年法に対するご意見とあわせてお聞かせ下さい。司法ウオッチ「ニュースご意見板」http://shihouwatch.com/archives/6558

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    テーマ : 弁護士の仕事
    ジャンル : 就職・お仕事





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    No title

    こういう事務所に取材というのもいいんじゃないでしょうか
    (弁護士と○○!さんとよく一緒にされる事務所ではありますが)
    「弁護士による弁護士選びサポートサービス」
    http://www.kamesan-law.com/tokusetsu/support.html

    先にこの手の商売をやられちゃったかって感じもありますけど個人的にその理念を知りたいところです。

    No title

    届いた自由と正義を見たら、確実に駆逐されている弁護士は増加しています。
    悪弁護士という理解でよいのでしょう。きっと
    登録期の若い弁護士ほど駆逐される人数が多いのはきっと悪弁護士だからでしょう。

    No title

    ある弁護士による懲戒事例の分析です。
    こういったきちんとした分析を見るべきで、個人的恨みや弁護士への僻みといった感情的コメントは評価から捨て去るべき。
    http://keisaisaita.hatenablog.jp/entry/2015/05/15/204454
    賢い方ならそんな評価は弁護士には下さないでしょうけれどね。

    No title

    >民主主義というのは、「国民のルサンチマン」によって
    >「上手くやっている人達」を引き摺り下ろす制度なんですよ。
    >それによって、「平準化」が進むのです。
    >(それによって、沢山の良いことも生じる一方、
    >多くのデメリットも生じるのです。)

    >この程度のことも知らないんですよね。
    >弁護士さんの一般教養は、かなり残念なレベルだと、
    >以前から感じていました。
    民主主義が、自ら努力をしない人間が、
    努力して成功した人間を
    妬んで引き摺り下ろす制度だなんて一般教養、
    初めて聞きました。
    どこの基本書に記載があるのか教えていただきたいものです。
    自分の独自の見解を一般教養と言っているのでしょうか?

    No title

    >民主主義というのは、「国民のルサンチマン」によって
    >「上手くやっている人達」を引き摺り下ろす制度なんですよ。
    >それによって、「平準化」が進むのです。
    >(それによって、沢山の良いことも生じる一方、
    >多くのデメリットも生じるのです。)
    努力しないから上手くやれていない人達が、
    努力して上手くやっている人達を
    引き摺り下ろすのが良いことだとお考えなのでしょうか?

    No title

    >でもそれって、「結局、フランス革命の根底にあるのは、
    >貴族へのルサンチマンでしかないことが明らかになりましたね。
    >キリッ!」というのと同じ見解でしょう。
    フランス革命前、庶民が努力して貴族になることは不可能でしたが、
    旧試験の時代から、国民は、努力して司法試験に合格して
    弁護士になることが可能でした。
    弁護士に対して批判的な人々って、本当に、
    違うものを不合理に同じように扱うのが好きですよね。

    >民主主義というのは、「国民のルサンチマン」によって
    >「上手くやっている人達」を引き摺り下ろす制度なんですよ。
    >それによって、「平準化」が進むのです。
    >(それによって、沢山の良いことも生じる一方、
    >多くのデメリットも生じるのです。)
    弁護士大増員に賛同する人々は、
    自由競争による格差拡大をよしとしていたと思いましたが・・・。

    No title

    日弁連は、懲戒処分という非常に重要な情報の非対称性の改善を、市民(懲戒処分の情報公開サイト)に任せている。恥ずかしい。
    「自由と正義に書いてある。これで十分だ。」
    では、まるで往復ビンタ商法(市民に対して、消費者被害のみならず、雑誌購読費という損害を発生させている)。

    日弁連は、簡単で、しかも効果の高いところから、手を付ければいい。無料で懲戒処分内容をネットで公開。これは簡単、そして市民への周知効果が高い。

    たとえば、このような情報は、弁護士選びのときに、とても参考になる。これだけのことをしても業務停止1か月。一般的には、業務停止期間が終わったら業務を再開するし、また請求退会をしても後日再登録することもありうるので、過去に業務停止レベル以上の懲戒処分を受けた弁護士に依頼するというのは、きわめてリスキーであることがわかる。


    自由と正義5月号
    懲戒処分の公告
    静岡県弁護士会がなした懲戒の処分について、同会から以下の通り通知を受けたので、懲戒処分の公告及び公表等に関する規定3条第1号の規定により広告する。

    1 処分を受けた弁護士
      氏名 高橋広篤
      登録番号 30543
      事務所 静岡県掛川市駅前8-4 山崎ビル3階 掛川たんぽぽ法律事務所
    2 処分の内容 業務停止1月
    3 処分の理由の要旨
      被懲戒者は、公設事務所(注:奄美ひまわり基金法律事務所)の所長として業務を行っていたところ、2005年から2007年にかけて、懲戒請求者らを含む計18名の依頼者から、それぞれ債務整理事件を受任したが、1名については、受任時に、破産及び免責の申し立ての方法があること並びに時効待ちの不利益およびリスクについて説明しないまま、時効待ちの方針で受任し、11名については、途中から時効待ちの手法をとるに当たり、依頼者らに、時効待ちの不利益およびリスク並びに他の選択肢について説明をせず、または協議を行わず、時効待ちの手法をとり、15名については、十分な説明もなくまたは時効待ちをすべき事案でないにもかかわらず時効待ちの手法をとって、事件の処理を遅滞した。また、被懲戒者は、4名については、被懲戒者が公設事務所の弁護士であり、依頼者らが、法律扶助の要件を満たし、かつ当初弁護士費用を自ら分割弁済で支払う条件で依頼したが、のちに支払えなくなり、その旨被懲戒者に報告した等の事情があるにもかかわらず、法律扶助について説明せず、法律扶助を利用しなかった。さらに、被懲戒者は10名については、委任契約書を作成せず、1名については、預り金1万3362円について、返還すると生活保護が打ち切られるかもしれない等の説明をして返還しなかった。
     被懲戒者の上記行為は、弁護士職務基本規定第29条、第30条、第35条、第36条及び第45条に違反し、弁護士法56条1項に定める弁護士としての品位を失うべき非行に該当する。
    4 処分が効力を生じた年月日
      2015年2月9日

    2015年5月1日 
    日本弁護士連合会


    登録取り消し
    2015年2月17日 30543 高橋広篤 静岡県 請求

    http://www.dohoku-law.com/archives/724

    本件の処分理由にはなっていないが、残業代未払いも過去に問題になっている。また、報道によれば、上記被害件数や被害内容は、氷山の一角の模様。
    http://fukuokaunion.blog7.fc2.com/blog-entry-1059.html

    No title

    賛同するフリしてディスる俺って、ウィットが利いているとでも思っているんでしょうかね?

    まだまだならいいじゃないですか。なんならロー弁イソ弁にでもしてみたら?

    No title

    >自分の生活だけで精一杯です。
    >淘汰されないようにがんばらないと。

    私も同意見です!
    でも、kのブログのコメント欄の、ダメ弁護士の醜態を見ると、自分はまだまだ大丈夫だと安心できるんです!!

    No title

    >結局、激増論の根底にあるのは
    >弁護士へのルサンチマンでしかないことが明らかになりましたね。

    私もそう思います。

    でもそれって、「結局、フランス革命の根底にあるのは、貴族へのルサンチマンでしかないことが明らかになりましたね。キリッ!」というのと同じ見解でしょう。

    民主主義というのは、「国民のルサンチマン」によって「上手くやっている人達」を引き摺り下ろす制度なんですよ。それによって、「平準化」が進むのです。(それによって、沢山の良いことも生じる一方、多くのデメリットも生じるのです。)

    この程度のことも知らないんですよね。弁護士さんの一般教養は、かなり残念なレベルだと、以前から感じていました。


    No title

    >結局、激増論の根底にあるのは
    >弁護士へのルサンチマンでしかないことが明らかになりましたね。
    全くその通り。

    弁護士になれない者からの嫉妬、
    相手方当事者からの逆恨み、
    法による解決の限界に対する依頼者の不満などなどの理由から、
    弁護士は不当に悪く言われる傾向にあります。

    No title

    自分の生活だけで精一杯です。
    淘汰されないようにがんばらないと。

    No title

    結局、激増論の根底にあるのは弁護士へのルサンチマンでしかないことが明らかになりましたね。
    そんな下らない感情で司法制度を崩壊に追い込むようなことを肯定するようなことを他の業種でもしてるのだろうか。しているのだとしたらこの国ごと沈むと思うのだが

    No title

    >警察の捜査ミスと事件隠蔽

    あまりにわけが分からない。。。
    毒気にあてられて、増員反対派も賛成派も、コメントが止まったようです。

    No title

    殺人容疑のある事件において、警察の事件隠蔽と容疑者優遇の不備な法の枠内では、容疑者の弁護士も容疑者と共謀しているに過ぎない。
    不備な法整備をしてもらいたいものだ。

    No title

    >>不祥事の増加以外にも大増員の害はもう十分語られています。

    >「弁護士が困る」ということしか言われてませんよ。
    ここのブログやそれに対する多数のコメントを読んでいないか、
    もし読んだ上で言っているのであれば
    読解力が足りないのではと思われます。

    >また、言っているのも弁護士だけです。
    >一般市民からの不満なんて聞いたこともありません。
    弁護士大増員による害を解決する能力があなたにあるのであればともかく、
    そうでなければ、あなたに言ってもしょうがないから言わないだけでは?
    それに、弁護士に対するルサンチマンで大増員を主張する人に言っても、
    不合理な発言しか得られません。
    また、そもそも、普通の人の身近に
    弁護士が必要な人が何人もいるとは思いませんが。
    大多数の国民は、弁護士を必要とする状況に
    自分は陥らないと根拠なく思っているから
    興味などないのでしょう。

    No title

    >不祥事の増加以外にも大増員の害はもう十分語られています。

    「弁護士が困る」ということしか言われてませんよ。
    また、言っているのも弁護士だけです。一般市民からの不満なんて聞いたこともありません。

    No title

    >厳しく取り締まりますから、ご心配無用です。
    是非とも厳しく取り締まってほしいですね。
    横領とか背任とか、告訴しようとしても
    警察の腰がどれだけ重いか、ご存知でしょうか?
    不当な言いがかり付けて
    なかなか動いてくれないことなんて
    よくありますよ。

    No title

    >要は、「食い詰めた俺たちが、悪さをしたるぞ!」
    >という脅しですね。わかります。
    不祥事の増加以外にも大増員の害はもう十分語られています。

    No title

    >横領なんて、取り締まったところで、被害者には一円もならないけどね。

    あなた弁護士ですか? 実務を知らないお子ちゃまにしか思えません。

    横領で刑事事件になると、多くの場合刑期を軽くするために、損害賠償がなされますよ。だからこを、民事の損害回復のためにも、何とか刑事事件化しようとしますよね。

    横領なんて、取り締まったところで、被害者には一円もならないけどね。
    まあそんな弁護士に頼んだ奴の自己責任ってこったな

    取り締まれば全て解決するなんてのは実務を知らないお子ちゃまの発想。
    もちろんそうした不心得者は取り締まられらるべきだけとな

    No title

    >弁護士大増員による害は国民が受け入れるしかない。

    要は、「食い詰めた俺たちが、悪さをしたるぞ!」という脅しですね。わかります。
    厳しく取り締まりますから、ご心配無用です。
    「国民」のご心配は結構ですから、自分の頭の上のハエを追ってください。

    No title

    >サラ金業者さえも、独立した事業者でしたが、
    >業界内部で少しは自浄努力してました。
    堂々と利息制限法違反の高利で貸付してました。

    No title

    まともな弁護士は弁護士大増員が社会に与える害を訴えているのに、
    国民が「弁護士は国民を脅して特権を守ろうとしている。」
    と誤った見方をするのであれば、
    弁護士大増員による害は国民が受け入れるしかない。

    No title

    相当荒れ模様ですね。
    「弁護士」とはコメント欄で口汚く罵っている方々と違うと思いたいですが、ある意味弁護士の質の低下を如実に表しているのだなと痛感しました。

    No title

    このブログは「非弁の心のうち」がわかって非常に参考になりますね。
    自由競争・淘汰を煽るのに,自身が選んだ「外れ弁護士」を引いた責任を他の弁護士になすりつけるのですね。ここぞとばかりに煽り立てるような非弁ばかりなのですね(少なくともコメント欄を拝見しているだけでもよくわかります)。
    2/17『「無責任」の構図が生み出す結果』のように、このような流れになるのを容認した(広い意味でも賛成した)国民の責任ですよね。

    このような流れになるのを容認した(広い意味でも賛成した)弁護士の方々の責任はどこに行ったのでしょうか。
    →将来,その弁護士さんを個別に探しだして,交渉してみてください。

    ロー制度も増員も、弁護士会が賛成したんだから、すくなくともその責任はこれらを決めた当時の弁護士だけで負うべき。若手がしわ寄せを食わされるのはおかしい。
    会費の値上げはこの当時の弁護士だけで引き受けなさい。

    いい加減にしてほしいです

    >でも,それは,自己責任だからね。自業自得だからね。
    >文句は,そんな暴れん坊弁護士を卒業させた法科大学院と,司法試験に合格させた国に言ってね。
    >また,そもそも,質の担保もなしに合格者の人数だけ決めた役人さんたちにも言ってね。
    >あと,一番重要なのは,そんな弁護士を選んでしまった自身の目が節穴だったということだからね。忘れないでね。

    このブログは『弁護士の心のうち』がわかって非常に参考になりますね。
    国民に責任もあるでしょう。しかしそれをここぞとばかりに煽り立てるような弁護士ばかりなのですね(少なくともコメント欄を拝見しているだけでもよくわかります)。
    2/17『「無責任」の構図が生み出す結果』のように、このような流れになるのを容認した(広い意味でも賛成した)弁護士の方々の責任はどこに行ったのでしょうか。

    No title

    ともかく法科大学院制度のせいで質の悪い奴らまでどんどん送り込んでしまったせいでこんなにムチャクチャになったわけで、法科大学院制度を潰すことがまず自浄の第一歩。
    しかし日弁連にはできないだろうな。自浄能力なし。

    奄美ひまわりの初代所長など、増員政策による劣化の典型。新人弁護士増やして過疎地にリーガルサービスを、で、私選と国選の露骨な取り扱いの差違、自己流債務整理、事件放置、辞任、という被害者続出。本来は倫理委員会の待遇改善で懲戒制度を改善すべきところ、そういう現場の声は完全無視。公設委員会も現地で地元の苦情を聞きとりしておきながらも解任などの手段をとらずに地元においたまま、見かねた一部弁護士が立ち上がって、懲戒請求や損害賠償請求訴訟を提起。事件発覚から八年でようやく最高裁判決、さらに二年後に業務停止一ヶ月と本人による請求退会、あしかけ十年でようやく終結。しかしほとんどの被害者は救済されないまま。この事件もまた弁護士への社会的評価を下げ、若者を法曹界から遠ざけました。

    No title

    >自浄能力って…弁護士は独立した事業者なんだが

    何が言いたいのか、首をひねります。
    サラ金業者さえも、独立した事業者でしたが、業界内部で少しは自浄努力してました。
    弁護士様だけは、何もできないし、するつもりもないとの開き直りでしょうか?
    それなら、監督官庁をつけて、監督して貰うしかないですね。

    No title

    >これからは,日東駒専でも,大東亜共栄圏でもすべからく全員合格ですって。

    くだらない脅しや泣き言は、「須らく」の意味と使い方くらい覚えてから言った方が良いと思います。

    日本語が不自由な弁護士さんに依頼する顧客はいませんよ。

    No title

    >現に、そうした意味では、以前から同業者もあきれ返るような弁護士が存在してきたのは事実ですし、実際にそうした弁護士に接した依頼者の声も沢山聞いてきました。

    改革以前の弁護士被害にはこれで終わり。あなたもいちおうジャーナリストでしょ?批判精神まるでなし。それなのに今になって市民の安全を声高に唱えるんだからうさんくさい。

    No title

    自浄能力って…弁護士は独立した事業者なんだが

    No title

    某blogによれば,
    平成16年度 定員5,590人、実入学者5,767人
    平成17年度 定員5,825人、実入学者5,544人
    ・・・・・(省略)・・・・・
    平成26年度 定員3,809人、実入学者2,272人
    平成27年度 定員3,169人、実入学者2,201人
    だそうな。

    このままいくと,近い将来,出願者=全員合格の時代が来るね。(≒かも)
    昔は,東大・京大・早稲田・慶応・中央・・・出身の出願者の中から選ばれた2%・3%が合格者だったのに,これからは,日東駒専でも,大東亜共栄圏でもすべからく全員合格ですって。

    終わっているね。法曹界は。
    こうなってくると,もはや東大・京大・早稲田・慶応の優秀層は,別を目指すよね。
    希少性がないもの。
    出願者のレベルが落ちれば,さらに合格者のレベルも落ちるね。
    デフレスパイラルだね。

    >若手の弁護士会費を安くしよう!
    >とどうしてならないのだろうか。
    この状況を踏まえて一度考えてみれば?
    えっ,わからない?本当?

    >まあ、こういったダメな弁護士は、近いうちに淘汰されるんでしょうけど。
    今後は,いろんなレベルの弁護士が排出されます。
    ダメ弁護士の淘汰,楽しみですね。

    >自浄能力がないから競争による淘汰をとなったのでは?
    競争でもなんでもいいのですが,
    今後は,質の悪い弁護士がどんどんどんどん世に排出され,それぞれが一暴れして退場していくことになるでしょう。
    たぶんその過程で「市民」を巻き込むでしょう。
    でも,それは,自己責任だからね。自業自得だからね。

    文句は,そんな暴れん坊弁護士を卒業させた法科大学院と,司法試験に合格させた国に言ってね。
    また,そもそも,質の担保もなしに合格者の人数だけ決めた役人さんたちにも言ってね。
    あと,一番重要なのは,そんな弁護士を選んでしまった自身の目が節穴だったということだからね。忘れないでね。




    同業者も呆れるような弁護士がいたならどうしてそれを放置していたのか。自浄能力がないから競争による淘汰をとなったのでは?自業自得。         

    No title

    >参入規制を弱めて多数の者に競争をさせれば質が向上する、などというのは、日本社会のシステムを知らない人間の言うことです。

    こういう寝言を起きているときに言いたいなら、弁護士稼業だけではなくて、全ての職種について主張してください。結論的には、日本も将軍様の国と同じような、共産国家にするしかないでしょうね。

    バカはバカなりに、これが愚かな意見だということは分かっているんでしょう。結局のところ、弁護士だけの特別扱いを要求しているわけですから。

    弁護士という人種が、ここまでとち狂った恥ずかしい意見をしたり顔で述べるとは、世も末です。まあ、こういったダメな弁護士は、近いうちに淘汰されるんでしょうけど。

    No title

    参入規制を弱めて多数の者に競争をさせれば質が向上する、などというのは、日本社会のシステムを知らない人間の言うことです。

    極論すれば、今の日本では、ヨーロッパ並みに、おおむね9~10歳までに人生が決まります。それでも、金や縁故が全ての強者総取り社会では出自で人生が決まりますので、まだましです。

    小学3年生2月は、平均的な中学受験準備開始時期です。もちろん、幼稚園や小学校のお受験で、早めにおおむね良好な人生を獲得する人たちもいますが、「競争」は遅くとも10歳の時に開始されており、極論すれば、「20代以降」を舞台とする競争など、スタート出遅れも甚だしく、負け犬との傷のなめあいにこそなれ、競争にはなりえません。

    法科大学院卒業後の進路が、教育産業によっても広く流布されるようになってきたのは、昨年あたりからです。向上心のある子供たちが、この情報をもとに大学受験をするのはおおむね平成35年以降。

    子供とその家族は、進路選択を見据えて遅くとも中学受験準備段階では大学や学部のことも熟慮しています。「大切なわが子を法学部に進ませよう。」などと考える親は、絶滅危惧種になっていくに違いありません。もちろん、子供は親の意向の影響を強く受けます。

    そもそも、弁護士のように辛気臭くてメンタル的にきつすぎる仕事ですら人気だったのは、仕事のやりがい、社会的な経緯、高いリターンがあったから。すべてのなくなった今では、弁護士になろう、わが子を弁護士にしよう、などと考える方がおかしい。

    すでに、若者は、法学部を選ばない傾向がある(東大文1の足切りなし、法学部の定員割れ。)。法科大学院も次々に閉鎖されていく。しかし、今の惨劇は、まだ序章に過ぎない。本格化するのは、平成35年以降です。

    参入規制を緩めて自由競争をしようにも、優秀な人材が忌避しているのだから、まともな競争になろうはずもない。

    なお、少子化の影響とかいう分析は見方が浅すぎる。他学部特に理系は人気なのだから。

    偏差値では人間は測れない?そうでしょう。では、このまま、壮大な社会実験を続けることにしますか。ただ、誰がどうやってこの実験を行ったのかはきちんと実験ノートに記帳していくべきです。現在の法科大学院の教授その他関係者は、すべてリストアップ対象でしょう。

    No title

    改革によって所謂「好ましくない」弁護士は確実に駆逐されている。
    問題は、改革によって「質が高い(がビジネスセンスに欠ける)」「質が高い(が金がない)」若手の弁護士も駆逐されやすくなっているということである。
    確実に目的のみ駆逐するにはどうしたらよいのか…。

    そうだ!

    若手の弁護士会費を安くしよう!

    とどうしてならないのだろうか。

    No title

    しかしながら、これまでの一般市民が弁護士のつてというと、1.知人の知り合い2.自治体である法律相談、3.弁護士会・法テラス だったように思います。そのうち2および3については「当たり外れがある」と従来からもいろいろ言われていました。1については弁護士へのアクセスは容易だったかもしれませんが、その紹介された弁護士と良い関係を築けなかった場合のリスクがかなり大きかったようにおもいます(ある意味紹介者に責任を押し付ければよかった)。
    それと現在の弁護士へのアクセス状況を考えれば、法テラスの弁護士も増え、弁護士会主催の法律相談も無料となり、かつ今やネットでいろいろな法律事務所を検索できる…と格段によくなったように感じます。

    そもそも
    弁護士の「質」ってなんでしょう?
    ・相性(人間性)
    ・相性(事件との相性)
    ・地頭
    ・成長性
    ・人格
    そこを厳格に定義しないとならないと思います。
    でなければ、弁護士の質は
    「こうけつなじんかくであずかりきんのおうりょうをせずこうじょうしんがありけんきょだがほこりたかくじんみゃくがひろくあたまがいい」とよくわからないものになってしまいます。
    あるいは「弁護士の質とは『ひとそれぞれ』です」で終わってしまいます。
    恐らく
    >弁護士に対する知識や縁があったり、企業関係者を含め、恒常的にかかわりがある人間たち
    にしてもしょせん弁護士を選ぶ時は「性格」「依頼したい事件に向いているか」というごくごくシンプルな視点だと思いますが。
    プロフィール

    河野真樹

    Author:河野真樹
    司法ジャーナリスト。法律家向け専門紙「週刊法律新聞」の記者・編集長として約30年間活動。コラム「飛耳長目」執筆。2010年7月末で独立。司法の真の姿を伝えることを目指すとともに、司法に関する開かれた発言の場を提供する、投稿・言論サイト「司法ウオッチ」主宰。http://www.shihouwatch.com/
    妻・一女一男とともに神奈川県鎌倉市在住。

    旧ブログタイトル「元『法律新聞』編集長の弁護士観察日記」


    河野真樹
    またまたお陰さまで第3弾!「司法改革の失敗と弁護士~弁護士観察日記Part3」
    河野真樹
    お陰さまで第2弾!「破綻する法科大学院と弁護士~弁護士観察日記Part2」
    河野真樹
    「大増員時代の弁護士~弁護士観察日記Part1」

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