リスクを伝えない「改革」の事情

     司法改革をめぐり、大マスコミをはじめ推進派から国民に対して発せられたもののなかには、およそ今日のような状況になる危険性や可能性をうかがわせるものはありません。2001年の司法制度改革審議会の最終意見書のなかにも、「国民の広い支持と理解」という言葉が登場しますが、国民の司法運営に対する主体的な参加、「お任せ」からの脱却をイメージさせるものであっても、何かのリスクを背負うという印象を与えるものではありません。

     この意見書の内閣提出にあたって、同審議会の佐藤幸治会長が出した談話のなかに、「改革はすべからくなんらかの痛みを伴うもの」という表現が出てきますが、この痛みが法曹が負うものなのか、国民全体なのか、その中身が何なのか、前記「主体的参加」に伴うものなのか、判然としているわけでもなく、良く目にする定型的な用法としてとして読み飛ばされかねないものでした。

     また、この意見書に対して、日弁連が「敬意」を表した談話や意見書、さらにその後の宣言についても、「市民のため」は強調されていても、その「痛み」と、求められる国民の具体的な覚悟については、どこにも見当たらず、少なくとも、それが伝わる形で発信されていません。それは、司法審意見書にいまだに「敬意」を表しているととれる大マスコミにしても、当初からそうだったといっていいと思います。

     要は、推進する側は、「改革」のメリットを強調し、国民のリスクや負担は極力伝えなかった。もちろん、リスクや負担への危惧が、メリットへの「支持と理解」を上回ることがあってはならないとする側からすれば、その対応は当たり前ということで片付けることもできてしまいそうですが、果たしてそれでいいのかどうか。

     国民のなかの不支持、敬遠傾向がはっきりしていた裁判員制度導入が典型ですが、有り体にいえば、この「改革」で彼らは、「それでも『改革』を支持するのか」という問いかけはもちろん、これからもたらされるものに対する正しい覚悟のうえに、「支持してほしい」という姿勢でもなかったというべきです。「改革」の大義やメリット、「国民のため」という趣旨が強調されるなかで、その向こうにくる現実のリスク、あるいは可能性について、フェアに伝えられないという現実があったとすれば、それが本当の「支持や理解」にたどり着こうとする姿勢だったかどうかは、問われるべきであるように思えるのです。

     鈴木秀幸弁護士が共著「司法改革の失敗」のなかで、今回の「改革」が「人為的に悪しき事態を発生させた根本的な要素(原因)」として、整理して論述している下りがあります(「司法のあり方と適正な弁護士人口政策」)。

     要約すると、「原因」に当たるのは3点。①法科大学院修了の司法試験受験資格要件化(志願者にカネと時間のかかる制度)②以前の4倍という司法試験合格者の飛躍的増加③弁護士過剰による仕事・収入・やりがいの減少による弁護士の職業的な魅力の低下。そして、その「影響」は以下の6点。①法学部と法科大学院での人材確保の失敗と法曹後継者の質低下②法曹のプロフェッションとしての教養・見識を身につける素養・余裕・関心の喪失③弁護士過剰による弁護士の意図的な収入減解消傾向と顧客への従属化、公正性・独立性喪失④弁護士が単価の低い仕事に振り回される結果としての、弁護士会委員会活動・ボランティア活動の減少⑤弁護士の不祥事加担の顕著化⑥弁護士の質・信頼低下に伴う司法界の官尊民卑の再現――。

     影響については、一見、あくまで弁護士に対するもの、あるいは弁護士目線ということでとらえられてしまいそうですが、いうまでもなく、そのツケはすべて国民に回って来るものばかりです。ただ、ここで注目したのは、その先に書かれた、こうした影響が生まれる「改革」を推進した弁護士・会に対する鈴木弁護士の分析です。

      「日弁連は、自ら弁護士過剰とその弊害を言い出さなかった。マスメディアが、若手弁護士の窮状を報道した。弁護士は、現場における弁護士需給バランス、弁護士の職務の性質及び弁護士過剰の弊害を一番よく知る専門家であることを自覚し、国民に対し、正しい情報と予想を提供し、弁護士過剰の弊害を説明しなければならない立場にあったはずである」
      「ところが、上に立つ者、経営がうまくいっている者、法科大学院に関係してきた者、左翼の弁護士及び奉仕的弁護士像を持つ人達が、弁護士過剰の弊害に口を閉ざす傾向にあった」
      「為政者や世間から高い評価を受けようとする者にとって、弁護士自らが弁護士過剰の弊害を口外することは格好の良いことではなく、名誉心を満たさず、自分が得することではない。少なくとも地位を得てからは、避けて通りたい問題であった」

      「左翼の弁護士」という点については、現実的にはそう括られそうな方々は、「改革」路線に対しては分裂していたのが現実で、徹底的に路線に反対してきた方たちもいるのですが、それはともかく、私が見てきた弁護士会も、鈴木弁護士が指摘したような現実とムードをはらんだものだったことは確かです。そして、そのムードは、弊害が明らかになった今でも、まだ引きずられているようにみえます。弁護士にとっても、社会にとっても実害を生み出している「改革」路線の問題を直視するよりも、それこそ増員された弁護士すべてに当てはめられないことは百も承知のような、「奉仕的弁護士像」にスポットを当て、まるで活路のように伝える傾向を大マスコミにも、弁護士会内推進派のなかにも見ます(「弁護士『追い詰め』式増員論の発想」)。

      「伝えなかった」責任ということでいえば、「想定外だった」と括ってしまう手が、一つだけ彼らには残されています。ただ、その「改革」が依然進行していることを考えれば、それで済ましてしまうことの影響までも、将来の「想定外」にさせるわけにはいきません。


     「司法ウオッチ」では、現在、以下のようなテーマで、ご意見を募集しています。よろしくお願い致します。
     【法テラス】弁護士、司法書士からみた、法テラスの現状の問題点について、ご意見をお寄せ下さい。
     【弁護士業】いわゆる「ブラック事務所(法律事務所)」の実態ついて情報を求めます。
     【刑事司法】全弁協の保釈保証書発行事業について利用した感想、ご意見をお寄せ下さい。
     【民事司法改革】民事司法改革のあり方について、意見を求めます。
     【法曹養成】「予備試験」のあり方をめぐる議論について意見を求めます。
     【弁護士の質】ベテラン弁護士による不祥事をどうご覧になりますか。
     【裁判員制度】裁判員制度は本当に必要だと思いますか

     司法改革に疑問を持っている人々ための無料メールマガジン「どうなの司法改革通信」配信中!無料読者登録よろしくお願いします。http://www.mag2.com/m/0001296634.html

    にほんブログ村 士業ブログ 弁護士へ
    にほんブログ村

    にほんブログ村 その他生活ブログへ
    にほんブログ村



    人気ブログランキングへ





    スポンサーサイト

    テーマ : 弁護士の仕事
    ジャンル : 就職・お仕事





    コメントの投稿

    非公開コメント

    No title

    >哀れな弁護士が多すぎますね。
    >生活保護でも受けていればいいのです

    落ち着け、顔が真っ赤だぞ。

    No title

    もう春ですね。
    季節の変わり目は,毎年,この手の輩が現れますね。

    No title

    哀れな弁護士が多すぎますね。
    生活保護でも受けていればいいのです!

    No title

    「私はみんなに好かれている気前の良い弁護士です」キリッ by 気持ち悪すぎます。

    確かに。
    名は体を表すってこのことか。

    No title

    >よーし、ぼくもみんなに好かれる成功している弁護士に気前よく経験を何でも教えてもらっちゃうぞー
    >あれ?そんな人何処にいるの?
    >実在しない人を引き合いに出されてもなあ。


    私もそうです。


    あーははははははははははははははは

    ダメだ、我慢できない

    あーはははははははははははははははははははっはははは

    4月1日まではまだ時間があるのに・・・

    No title

    >うわー鼻持ちならねえ。
    >言ってて恥ずかしくないの?

    恥ずかしくありません。

    貴方のようなダメな人に、「あなたは心底ダメなんですよ!」と、一文の得にもならないのに教えてあげているのです。これこそ、無償のアドバイスです。

    No title

    >私もそうです。

    うわー鼻持ちならねえ。
    言ってて恥ずかしくないの?


    No title

    >弁護士が営利活動を優先するのは公益活動なのです。
    >弁護士が生活に困った状態で居るのは公益に反します。

    ヤクザさんは知りませんが、全ての職業の営利活動は、公益活動じゃないんですか。弁護士だけ特別なのは何故ですか?

    >憲法25条の保障を弁護士も受けることが出来るのです。

    他の国民と同じですよね。ダメな弁護士も生活保護を受けられますよ。弁護士だけ、「参入規制」という特権で、生活保護をされる理由はなんでしょう。


    馬鹿ですか? それとも釣りですか?

    No title

    >よーし、ぼくもみんなに好かれる成功している弁護士に気前よく経験を何でも教えてもらっちゃうぞー
    >あれ?そんな人何処にいるの?
    >実在しない人を引き合いに出されてもなあ。


    私もそうです。

    文句があるならベルサイユにいらっしゃい!

    No title

    お金がないから公益活動が出来ないのではなく、弁護士が営利活動を優先するのは公益活動なのです。
    弁護士が生活に困った状態で居るのは公益に反します。
    健康で文化的な最低限度の生活を営む弁護士の権利を弁護士自らが実現していくことが求められています。
    憲法25条の保障を弁護士も受けることが出来るのです。

    No title

    弁護士は資格がいる商売なので、質に関係なく
    有資格者が増えれば収入は減るでしょうね。
    これまでの流れで質の低下を理由に減員を主張する
    意見はないのではないですか。
    増員の波に乗って合格しておいて、自らの生い立ちを
    顧みずに減員を主張したり、食えないから公益活動なんかできない
    などと声高に言うのはいかがなものか、という意見は出ていますけれど。

    No title

    そういえば、最近、弁護士会の委員会後の懇親会は、飲みに連れて行ってもらえることが減りましたね。または、お店の価格帯が明らかに下がりました。
    みなさん、成功してないのでしょうか??

    それから、新規登録者の参入で収入が減ったという嘆きの書き込みが見られましたが、新規登録の「ローのおかげで受かったような」有象無象の若手が入ってきたくらいで収入が減るというのは、何を意味するのでしょうか?有象無象の若手でもできるような簡易な業務による収入が減っただけでしょう。彼らではできない業務で収入をあげれば良いと思うのですが。それを、若手の質の低下という問題にすり替えて新規参入を減らそうとするから、合格者減員論は世論の反発を受けるのでは?
    違う視点からの合格者減員論が必要だと思います。

    No title

    >成功している弁護士はみんな気前が良いですよ。ケチなこと言わずに、自分の経験を何でも教えてくれます。

    成功したから気前がいいんじゃないんです。気前の良い、みんなに好かれる人が成功するんです。

    よーし、ぼくもみんなに好かれる成功している弁護士に気前よく経験を何でも教えてもらっちゃうぞー

    あれ?そんな人何処にいるの?
    実在しない人を引き合いに出されてもなあ。

    丙案時代に受かりましたが、平安の恩恵は受けてません。が、平安がさほど問題視されなかったのは、弊害が小さかったからでしょう。
    ロー制度の弊害の大きさは丙案とは比べ物にならず、ロー制度の弊害が出始めた近年は、その人材にも明らかに変化があり、少なくとも、こんな弁護士が増えたら、弁護士そのものの信頼は失われると危惧してます。ロー制度が弁護士を悪い方向に変質させていることは間違いありませんね。

    No title

    話がなんだかおかしな方向に行ってますね。
    本題に戻せないものでしょうか。

    No title

    丙案合格者だって、合格後手のひらを返して
    丙案反対なんて言わなかったでしょ
    批判は自由にしたらいいと思うけど
    増員の恩恵で弁護士になっておいて
    増員反対なんていったら、ロー生にはどう映るだろうね
    公益活動面をして給費制復活運動に参加しておきながら
    ちょっと思うようにいかないともっともらしい理由をつけて
    投げだしているのをみていると、いろんな意味で
    質の低下を感じるわ

    No title

    それを言い出したら旧試験時代だって丙案合格者もさんざん批判されていたことです。
    より合格者が少なかった時代の先輩弁護士から,
    合格者が増えて弁護士になれただけでありがたく思え
    といわれたら文句を言えなくなってしまいますねえ。

    No title

    ロー卒がローを批判してはいけないなんて全く思いません。
    むしろ経験者ならではの視点で批判が期待できます。
    ロー制度自体、明日にでもなくなればいいと思っています。
    ただ、旧試験に何年かかっても合格しなかった人たちが
    ロー卒という身分でもって合格率の高い試験を経て弁護士になり
    そのこと自体が質の低下という批判の対象になっているのに
    それには触れずに弁護士が増えすぎてどうのとか、公益がどうのとか
    いっているのをみると、何だよそれ、と思うわけです。
    こっちはあなた方が弁護士になる以前から現在に至るまで
    こつこつと公益活動を行っていますし、はっきりいってあなた方の
    参入により収入も減っています。
    たかだか5,6年の弁護士経験しかないのに、法曹人口拡大の被害者
    みたいなことはいわないでもらいたいものです。
    こういう人に限って法テラスのスタッフ弁護士なんかを民業圧迫だと
    いったりする。見ていてこっちが恥ずかしくなります。
    公益活動はやりたい人がやればいいというのはその通りでしょう。
    しかし、公益活動をやらないことを声高に主張する意味はどこにあるのでしょうか。

    No title

    >司法改革のリスクという面でいえば、志願者はそのリスクのしわ寄せを一気に受けたと言ってよいでしょう。


    本当に馬鹿なのか、単に恥知らずなのか理解に苦しむ発言です。

    以前よりはるかに沢山合格するようになって、多くの志願者は喜んでいますよ。

    文句を言っているのは、あなたのような無能な弁護士だけです!

    No title

    >なぜ、自分達の会費を使って、競争相手に塩を送らなければならないのか理解できない。
    >研修と称して、他人が一生懸命努力して得たノウハウを吐き出させようとする根性も間違っている。


    心根が卑しすぎますよ。そんなことだから、お客様に相手にされないのです。売れない、ダメな弁護士ほど、クズのような知識を後生大事に抱え込んでるんですね。

    成功している弁護士はみんな気前が良いですよ。ケチなこと言わずに、自分の経験を何でも教えてくれます。

    成功したから気前がいいんじゃないんです。気前の良い、みんなに好かれる人が成功するんです。

    No title

    おかしな弁護士さんたちが、世間で相手にされない愚かなエールを交換しているのを読んでいると、気持ちが悪くなります。

    世間は、司法改革を歓迎してますよ。売れない、ダメな弁護士さんが、仲間内で不平不満を言ってるだけじゃないですか。

    競争が悪いと本気で信じているなら、日本を共産主義にする運動をしてください。

    資本主義の中、豊かな生活を享受しながら、弁護士だけは競争するとダメになるという与太話が、世間に通用するのか、少しは考えて下さい。

    そんなことだから、貴方たちはお客様に相手にされないのです!

    No title

    ↓の投稿者の方
    身に余るお言葉をいただき恐縮です。
    司法改革のリスクという面でいえば、志願者はそのリスクのしわ寄せを一気に受けたと言ってよいでしょう。
    これは、いずれ、
    ・報酬の実質値上がり
    ・本当の専門家探しの困難(生活に追われて低フィーかつ手間のかかる事件ばかりをしていれば、専門性を磨くチャンスを喪失→「本当の専門家」が出てきづらい環境が創出される=もっとも、こうした弁護士は、おそらく、「淘汰」されてしまうのでしょう・・・)
    ・不祥事
    といった形で、市民に跳ね返ってくるのはまちがいないと思います。

    そうしたリスクについてはほとんど取り上げられておらず、ただ、改革の美点だけが取り上げられてきた。これにより「改革」は推し進められてきた。これは、弁護士側も、考えなくてはならないところだと思います。

    No title

    HARRIER先生

     先生の真摯な思いは、ブログから伝わってきます。
    法科大学院に対する怨差の感情を抱いているのは、三振者だけではないと思います。
     「自分にかえってこなくても子孫にかえってくるんちゃうか。(法科大学院関係者に対する怨念)」という言葉を何度聞いたかわかりません。
     結果に対する自己責任は、あたりまえのことです。7、8割合格が嘘だったとかそんなことに腹を立てている人は1期のときからいないと思います。
     そういうことではなく、
     高いお金を上納させられ、新卒資格や時間を奪われ、押し売りされた講義や課題は、迷惑千万のしろもの。さんざん振り回されたあげく、試験の結果は、自己責任てて。。
     就職の斡旋もしなくていいロー教授は、実は相当お気楽な身分なんですが。。
    普通に良心があるなら、せめて、受験生の負担を軽減する運用の仕方をしませんかね。悪制度にさらに輪をかけて負担を課して、嫌がらせの域に達しているでしょう。
     そもそも法曹養成の場が、試験に合格してもいない、試験委員でもない学者が大半というスタッフ構成自体異常でしょう。上位ローはこの点は恵まれているかもしれませんが。
     一般社会では、いただいたお給料分は、働いてお返ししましょう。というのが常識ですが、ローでは、この常識が通用しません。
     およそプロとはいえないお粗末な講義を提供しても、先生様と崇め奉られるというのが本当にすごい所です。ミニ北朝鮮といってもいいでしょう。
     逆に、お金を払っている学生の側に「プロ意識を持て」と要求してきたりします。
     プロの目から見れば、ローの講義を聴かないで内職をするという判断になりますが。。
     
     ご自身が司法試験に無縁だったゆえに、法科大学院を修了した後に試験が控えているという受験生の負担の重さが理解できないのだと思います。
     
     HARRIER先生は、革命児というか、かっこいいです。
    どうぞお身体には気を付けて、司法改悪をくいとめる活動をなさってください。
    煩わしいことも多くて大変なこととお察ししますが。。
    サポーターとして協力させていただきたいと思っています。

    No title

    >他方で、新司法試験開始直後の合格率の極めて高い時期の
    >恩恵を受けて法曹資格を手に入れておきながら
    >資格を得るや法科大学院を罵倒し、法曹人口の増加に
    >警鐘を鳴らすという一部のご意見

    はい、私のことです。
    資格を得る前から法科大学院制度に対しては批判をしておりました。
    私の考えはすべてブログ
    http://ameblo.jp/mukoyan-harrier-law/
    やFBにて、きわめて抑制的に述べさせて頂いております。

    私の基本的な考えは
    「制度論を語る場合、客観的中立の立場で考えるべきであり、出自は無関係」
    というものです。
    日本出身であれば日本国政府やその政策を批判してはいけない、ということにはなりません。それと同じです。

    客観的に判断すべき問題です。

    同じことを、法科大学院出身の若手にも伝えています。

    法科大学院出身者の、法科大学院に対する怨嗟は、おそらく、想像以上にものすごいですよ。三振した人は、もう忘れたいために、姿を隠すほど、悔しい思いをしている人が多いです。
    私はそういう立場にありつつ、声を上げることのできない友の姿を見てきたので、その代弁者であろうと思って今までやってきています。

    No title

    別に原因の方は反対する人いないでしょ?自明だし。
    けど、影響の方に会務をする人がいなくなったとか、ボランティアをしなくなった、とか元々弁護士にそんなもん義務として存在するかのような前提で語るなよ、という話なのでは?

    ロー卒はローの批判をするなという持論のようだが、他に選択肢のない過程を経て弁護士になったら、自分が通った過程は批判しちゃいけないのかい?

    あ、私は旧試験の方だから、念のため。
    法科大学院なんて虫酸が走るし、法科大学院だけでなく愚策のせいで法学部も維持できなくなれば因果応報だなと思うけど。
    この期に及んでエクスターンとかやっているやつの気が知れないね。
    まあ、経済的にはプラスにはならないだろうから、せいぜい熱心にやって体力を削っていって欲しいね。
    最後に成仏したら嘲笑してあげるよ。

    No title

    鈴木先生が指摘する「原因」に全面的に賛同します。
    他方で、新司法試験開始直後の合格率の極めて高い時期の
    恩恵を受けて法曹資格を手に入れておきながら
    資格を得るや法科大学院を罵倒し、法曹人口の増加に
    警鐘を鳴らすという一部のご意見には違和感を覚えます。
    主張適格を欠くとはいいませんが
    法曹人口拡大の波に乗って法曹資格を得たという
    ご自身の生い立ちを踏まえたご意見を伺いたいと思うのです。

    No title

    東京と地方の単位会では、公益事業や会務に対する考え方がずいぶん違うなあという印象を受けています。

    地方では、みんなの顔が見えますし(福岡ほどの規模でもかろうじて)、会務も誰もがやる(多かれ少なかれ)という意識です。
    しかし、東京では、そうではないようです。

    会務をするのは、得てして、生活や仕事にそれなりの余裕がある層でしょう。地方ではまだ「まったく食えない」という人は少数派ですから、会務もやれてるということなのでしょう。
    しかし、東京大阪になると、食える層・食えない層がはっきり分かれているはずで、後者は、会務にもでてこない、つまり表に出てこないから、意見も出てこないのです。

    後者の層はこれからどんどん厚くなるはずですが、会務に熱くなりすぎると、どうもこれらの層の存在も、考え方も、見えにくくなっているのではないか。

    そのために、東京や大阪といった大都市では、あれだけ「食えない層」がいると言われているのに、よくわからない公益的会務に走りがちになっているうえ、司法改革に比較的肯定的なのだろうと思います。
    私などは食えてますのでさしずめ「中間層」で、おそらく業界内ではこれがボリュームゾーンだと思うのですが、この層の基本的な意見としては、「公益念仏・司法改革念仏を見なおせ」というのが一般的だと思います。将来への不安も大きいです。
    その不安に対して、今の日弁連等のやっていることは、何のソリューションも示すものではありません。だから、日弁連などへの関心が薄れていっているのではないでしょうか。

    No title

    私の知り合いの弁護士が、弁護士会の新人研修なんかに協力する気はない。
    なぜ、自分達の会費を使って、競争相手に塩を送らなければならないのか理解できない。
    研修と称して、他人が一生懸命努力して得たノウハウを吐き出させようとする根性も間違っている。

    と言ってました。

    No title

    会務とかボランティアなどを弁護士の職務に含める考えに賛同できません。

    成仏したいバカが勝手にやってればいい。
    プロフィール

    河野真樹

    Author:河野真樹
    司法ジャーナリスト。法律家向け専門紙「週刊法律新聞」の記者・編集長として約30年間活動。コラム「飛耳長目」執筆。2010年7月末で独立。司法の真の姿を伝えることを目指すとともに、司法に関する開かれた発言の場を提供する、投稿・言論サイト「司法ウオッチ」主宰。http://www.shihouwatch.com/
    妻・一女一男とともに神奈川県鎌倉市在住。

    旧ブログタイトル「元『法律新聞』編集長の弁護士観察日記」


    河野真樹
    またまたお陰さまで第3弾!「司法改革の失敗と弁護士~弁護士観察日記Part3」
    河野真樹
    お陰さまで第2弾!「破綻する法科大学院と弁護士~弁護士観察日記Part2」
    河野真樹
    「大増員時代の弁護士~弁護士観察日記Part1」

    お買い求めは全国書店もしくは共栄書房へ。

    最新記事
    最新コメント
    最新トラックバック
    月別アーカイブ
    カテゴリ
    検索フォーム
    RSSリンクの表示
    リンク
    ブロとも申請フォーム

    この人とブロともになる

    QRコード
    QR