なぜ「観察日記」を書くのか

     あけましておめでとうございます。

     みなさんは弁護士という人々にどんなイメージを抱いているでしょうか。

     「法律のプロ」「難関の資格試験を通ったエリート」「困った時に助けてもらう用心棒」「お金持ち」「気難しそう」「油断できない存在」などでしょうか。

     弁護士といえば、最近ではドラマの中だけでなく、ニュース番組のコメンテーターからバラエティまで、テレビで見ない日はないほどに露出するようになりました。けれども、実際に弁護士が身近にいて、間近に接したことのある市民は、まだまだ多くはないはずです。みなさんの中にあるイメージも、あるいはいつのまにか造られてしまったものかもしれません。

     一方、弁護士の側はどうかといえば、不思議なことに市民から自分たちがどんな風に見られているか、分かっているようで分かっていない方々が沢山いるのです。市民からどうも「敷居が高い」存在とみられているらしいことは、ずっと気にしながらも、まだまだ「敷居」を低くするもできないでいます。

     私は、長く法曹界向けの新聞社にいて、弁護士と弁護士を取り巻く社会を見てきて、このギャップのようなものを常々感じてきました。市民からの弁護士に対する沢山の悩みや苦情も聞きました。その中には、もちろん弁護士という仕事に対する誤解や過剰な期待によるものもありましたが、弁護士やその世界がもっと自覚しなければならないと思えることもありました。

     このブログでは、私か見てきた、また、今後も見ていく弁護士と弁護士を取り巻く社会について、書いてみたいと思います。弁護士や司法を紹介・解説する書籍は沢山ありますが、そのほとんどが弁護士自身によるものです。マスコミに登場して紹介・解説するのも、ほとんどの場合同様です。新聞社には司法記者という存在がいますし、研究する学者の方々もいますが、司法を第三者的に専門に論評するジャーナリズムは、この国にはまだ育っていません。

     私は弁護士ではありません。彼らの世界を間近に見てきた一市民として、市民目線で書いてみたいと思います。市民の方々には「へぇーそんな世界なんだー」と、その世界の方々には「そんな風に見られているのか」と感じてもらえればいいな、と思っています。その世界で見聞きしてきた裏話なども書きます。多少の寄り道、脱線もご容赦ください。

     それでは、よろしくお付き合いのほどを。

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    プロフィール

    河野真樹

    Author:河野真樹
    司法ジャーナリスト。法律家向け専門紙「週刊法律新聞」の記者・編集長として約30年間活動。コラム「飛耳長目」執筆。2010年7月末で独立。司法の真の姿を伝えることを目指すとともに、司法に関する開かれた発言の場を提供する、投稿・言論サイト「司法ウオッチ」主宰。http://www.shihouwatch.com/
    妻・一女一男とともに神奈川県鎌倉市在住。

    旧ブログタイトル「元『法律新聞』編集長の弁護士観察日記」


    河野真樹
    またまたお陰さまで第3弾!「司法改革の失敗と弁護士~弁護士観察日記Part3」
    河野真樹
    お陰さまで第2弾!「破綻する法科大学院と弁護士~弁護士観察日記Part2」
    河野真樹
    「大増員時代の弁護士~弁護士観察日記Part1」

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